S28も使う予定だったキュレムネクロですが、限界を感じたため記事を公開することにしました。
キュレムネクロの記事を探してもどこにも見当たらないため、「キュレムネクロ使ってみたい!」と思った人にとって少しでも助けになればと思います!
…勝ちたかった
(以下常体)
【構築コンセプト】
〇キュレムをクッションにしながら起点を作りネクロズマを通す。
○数値の高いクッションを用いた対面選出で数的有利を維持する。
【構築経緯】
〇禁止伝説1
環境トップであるザシアンに強く、一度積むことだけで試合を終わらせうるパワーを持つ日ネクロズマを採用。
〇禁止伝説2
ネクロズマが苦手なカイオーガ、イベルタル、ジガルデに強く、優秀な氷打点を自然に採用できる白キュレムを採用。
〇禁止伝説の補強兼起点作成
両禁止が重い悪ウーラオス対策に加え、ミストフィールドによる龍耐性付与及び状態異常無効により禁止伝説を補強するためにカプ・レヒレを採用。
〇物理クッション兼ザシアン受け
対ザシアンをメイン対象とした物理受けサンダーを採用。
〇第2積みエース兼やんわりクッション
レヒレサンダーだけではザシアンエスバランドが厳しく、攻撃性能も低いため、HBランドを採用。
〇ストッパー兼対面枠
ここまでの問題点として、
・カグヤナットガアへの打点不足
・構築全体として鈍足
・相手に積まれた場合のストッパー不在
という状況だったため、最低限ウーラに強く抜きエースにもなれる可能性がある襷エースバーンを採用。
【単体紹介】
○日食ネクロズマ 意地ASぶっぱあまりH @球
メテドラ/地震/ロクブラ/龍舞
1度舞うことで全てを破壊でき、対面選出時は舞わずとも相手に圧力をかけることができるように球で採用。
また、イベルタル・ホウオウ・オーガ・ディアルガといった数の多い禁止伝説への対策として、超技を切って地震とロックブラストを両採用した。
ほとんどこの構成で困ることはなかったが、対面ヌオーを破壊できないのはストレスフルだった。
○白キュレム 控えめH180D164S172振り @チョッキ
フリドラ/零度/クロスフレイム/大地
・H16n-1
・S実数値137(スカーフ以外のほぼすべてのオーガやジガルデ等を抜けるように。136でもよかった。)
物理環境であることを踏まえ、チョッキを持たせて対特殊を一任することにより残りのポケモンで柔軟に物理対策を行えるようにした。
氷地の優秀な範囲に加えネクロが苦手な鋼への打点として炎、選出画面にラッキー等がいても選出できるように零度としていた。
最終日爆増した黒バドに全試合負けたため、シャドボの採用を検討すべきだったかもしれない。
○レヒレ 図太い H244B196D68振り @後攻のしっぽ
トリック/挑発/怒り/リフレク
・調整意図無し。昔使った個体のS68振りをDに回しただけ。
積みエースの起点作成になり、相手の禁止伝説の足を奪うこともできる後攻のしっぽトリックを採用。また、しっぽトリックでもザシアン軸に選出できるようにリフレクターを採用した。
ザシアン対面でリフレクを貼った後、相手は壁ターン枯らしもかねて裏の特殊禁止に交代することが多かったため、トリックを押すようにしていた。しかしながらレート1999からの20チャレなぜかネクロに即引きしイベルネクロ対面を作ってしまい負けた。目標だった2桁をこの動きで逃したため一生後悔するレベル。
○サンダー 図太い ほぼHBぶっぱ @ゴツメ
ボルチェン/暴風/電磁波/羽
・要検討。アッキを持たせるべきだった。
麻痺とゴツメダメさえあればキュレムでもザシアンを倒しうるのでゴツメ電磁波で採用したが、ゴツメが腐る場面も多かったため、要検討枠。
ザシアンを受けきることはできないためアッキを持たせるかこらえるで麻痺の試行回数を増やすべきだった。
○霊ランド 腕白 H244A4B228D4S28振り @残飯
地震/岩封/ビルド/身代わり
・岩封1回でエスバ抜き
一般的な物理ポケモンだけでなく、ネクロが呼ぶナットカグヤを嵌める身代わりビルド残飯型で採用。
ホウオウダイナ軸にめっぽう強く、ロクブラ地震ネクロと合わせたおかげで高い勝率を誇れた。
ジガルデ相手にワンチャンTODできる点も優秀だった。
○エスバ 意地 ASぶっぱあまりD @襷
火炎/膝/カウンター/不意
ゼルネ対策にダストを入れていたが、最終盤にカウンターへ変更。積んだネクロやランド、ラストザシアン対面などで勝ちを拾えた点はよかった。
黒バド対策も兼ねていたが、全人類ステロ撒いてきたのでほとんど機能しなかった。
【選出概要】
・対ザシオーガ
ネクロ+キュレム@1
対オーガにキュレム、対ザシアンにネクロは確定。
キュレムがオーガに受け出し可能であるため初手ネクロ安定。かなりの確率で初手ザシアンと対面するため、地震で裏のオーガを半分以上削り、キュレムに引けばたいてい相手がダイマを吐いているのでダイマを枯らせる。
@1については
○カバ入り⇒レヒレ最優先
というイメージ。
レヒレに対して相手視点ザシアン投げ安定だが、こちらは巨獣斬を耐えてリフレクを貼れるためネクロの起点とできる。
最終日オーガザシアンに1度しか負けなかったため、順位を大きく上げることができたが、かなりシビアな立ち回りを要求される。
・対黒バドザシアン
超重い。最終日黒バドに全敗。
ここまで増えると思わなかったので環境の読み間違い。それでも最終日5試合くらいしか当たらなかったので運が良かっただけ。
キュレムにシャドボを持たせる。サンダーをアタッカーにしてジェットで黒バドを抜けるようにする。などの変更がないと勝てない。
・対イベルザシアン
ザシアンネクロ対面を作ってすべてを破壊するのが基本。ランド入りの場合はステロケアでランドから投げて起点にしていた。
割と勝てたがラスト20チャレの時にイベザシにプレミで負けたので本当に悔しい。
・その他さまざまなザシアン入り
ほとんどがネクロかキュレムに弱いため、ザシアン対面で龍舞を積むことを意識すれば勝てた。
・ザシアン不在
ほとんどがキュレムに弱いため、キュレムの体力管理を意識すればかなり勝率は良かった。
【後語り】
今さらながら書いたS27の記事、ここまで読んでいただきありがとうございました!
「7ヶ月使える構築!」と意気込んでいましたが、S28で全く勝てなくなったので諦めて公開することにしました。
キュレムネクロのポテンシャルは高かったので、どなたかがこの構築を進化させてくれることを祈ってます。